※当該劇団ではハラスメントについて調査中です
2019/10/17(木)-10/22(火)@上野ストアハウス
ルネサンスを代表する巨匠、古典主義の最大の画家、新プラトン主義の美術界における最大の守護者、ラファエロ・サンティは教皇の居室を装飾するという名誉ある仕事を承った。
しかしながら、広大な内装の全てをラファエロ一人で描くことは難しく、彼の弟子がその一部を請け負ってフレスコ画を描いていた。多くの名画が彼の忠実なる弟子によって描かれる中、3つ目の部屋、最も地味な場所に描かれた一人の弟子の作品が工房の中で大きな議論となっていた。
「美しすぎる」
後にラファエロの工房から独立する高名な弟子の一人が言った。「あれは美しい。しかし悪魔のように。この神聖なる場所にふさわしくない」
しかし、ラファエロは考える。「もしこれが完成すれば、ダ・ヴィンチやミケランジェロを超えられるかもしれない」
『美しい』という言葉が神に近いという言葉とイコールであった時代。
http://ammo.works/chouwa
神を超える作品を描こうとした一人の男装画家とルネサンスの最後の光について。





撮影:C’s naoki